
1929年にアルベルト・ブルトン司教が現在地に結核診療所を開設したのが当院の始まりです。その後、時代の変遷とともに病院の役割は様々に変化してきました。しかし「キリストの愛の精神に基づいて全人的医療を行う」という当院の理念は、今日まで一貫して私たちに受け継がれており、社会や医療を取り巻く環境が大きく変化する今日においても、ますますその重みが増していると感じています。
全人的医療とは、病気だけを見るのではなく、身体・心・社会とのつながり、そして人生の意味や希望を含めたスピリチュアルな側面まで大切にする医療です。その理念を時代の変化に対応させ、日々の医療・介護の現場で実践していくことが何よりも大切であると考えています。
当院は、2009年以降、回復期リハビリテーション病棟を中心に、外来リハビリや訪問リハビリなどを通じて地域貢献を目指してきました。リハビリテーション(Rehabilitation)とは、re(再び、戻す)とhabilis(適した、ふさわしい)に由来します。これは単に身体機能を回復させることではありません。病気や障害があっても、その人らしい生活や役割を取り戻し、自分らしく生きることを支える医療です。さらに、取り戻した生活を地域で安心して続けられるよう、聖テレジア会の医療・福祉施設と連携しながら支えていける病院を目指しています。
2029年に創設100年という節目を迎えるにあたり、これまでの歴史を礎として、次の100年も理念を大切にしながら地域に貢献し続ける病院でありたいと考えております。患者さん、ご家族、地域の皆様一人ひとりが安心して幸せに暮らせるよう、最適なリハビリテーションを提供し、信頼される病院を目指して取り組んでまいります。
よろしくお願いいたします。