さまざまな疾患、障害、病態などにより低下した機能と能力を回復し、残存した障害や不利益を克服するために、人々の活動を育む医学分野を専門とする医師であり、患者さんの将来の活動を予測します。
脳血管障害・頭部外傷運動器の疾患・外傷脊髄損傷神経筋疾患・切断(外傷・血行障害・腫瘍)小児疾患リウマチ性疾患・循環器疾患・呼吸器疾患・腎疾患・糖尿病・肥満・周術期の身体機能の障害の予防・回復・摂食嚥下障害がん(悪性腫瘍) スポーツ外傷・障害骨粗鬆症・熱傷・フレイル・ロコモティブシンドローム・サルコペニア
リハ医について 2:15
脳神経内科は脳や脊髄、神経、筋肉の病気を内科的にみる医師です。急性期治療が一段落しても失われた神経機能の回復の為には早期からリハビリテーションを要します。脳神経内科医は多職種スタッフと連携し、脳の回復度合いの見込みを判断し、最適なプランを考慮します。
脳卒中
突然、脳の血管がつまったり(脳梗塞)、破れたり(脳出血、くも膜下出血)して、脳の機能がおかされる病気の総称です。脳梗塞が7割を占めて最も多く、次いで脳出血2割、くも膜下出血1割といった内訳です。
脳梗塞
脳の血管が詰まると、急に手足が動かなくなってしまったり、感覚が麻痺したりします。うまく話せなくなったり、意識がなくなることもあります。発症早期には、血の塊を溶かす薬を注射や、カテーテルという細い管を詰まった血管のなかに通して再開通させる治療を行います。
脳出血
症状は脳梗塞に似ています。原因は高血圧が多く、血圧の管理で発症を予防することができます。
くも膜下出血
急にハンマーで殴られたような、激しい頭痛がおきます。原因は動脈瘤であることが多く、急激に症状が悪くなることを防ぐため、発症直後に手術が行われます。
その他
認知症、パーキンソン病、運動ニューロン疾患(ALSなど)、末梢神経障害などがあげられます。