朝食
昼食
夕食
嚥下調整食
当院では患者さんの咀嚼・嚥下機能にあった食事を提供できるよう、嚥下調整食を作成しています。常食をおいしく作ることで、そこから展開するミキサー食もおいしいものを提供できます。
食種名 | |
常食 | |
軟菜食 | |
嚥下調整食 | (軟菜食の温菜) |
ムース食 | |
粒ミキサー食 | |
ミキサー食 |
ハヤシライス ミキサー食
ハヤシライス 軟菜食
“いのちのスープ“とは、料理研究家の辰巳芳子氏が病床の実父のために作ったスープがもとになっています。今から8年前(2012年)、ご縁があり、辰巳氏協力のもと、この取り組みが始まりました。
当院において、問題になるのは嚥下障害の患者さん、そして食欲がなく食べられない患者さんです。そこで口から食べるきっかけを与えたいと、辰巳氏が考案する様々なスープの中から、嚥下障害の患者さんが飲み易いポタージュを季節ごとに食材を変え、月に一度提供しています。
当院の給食は委託会社の調理師が作っていますが、「いのちのスープ」は普段病棟で栄養管理をしている管理栄養士が作成しています。
食材選びや切り方など調理法にコツがいることから、質を守るために当初から継続して辰巳氏のスープ教室に交替で通っています。
①厳選した食材
旬の野菜を使用(辰巳芳子さんのお薦めの農家より取り寄せています)
②調理方法Ⅰ
野菜ごとに切る厚さをそろえる⇒じゃがいも7mm 玉ねぎ2mmなど
③ 調理方法Ⅱ
・蒸らし炒めで加熱⇒厚手の鍋でフタをもちいつつ加熱し、野菜に汗をかかせて素材の持ち味を引き出す手法
・野菜の火の通りにくい順に加える⇒同時に火が通った状態にする
ポルトガル風にんじんのポタージュ 6:09
いのちのスープ かぼちゃ 9:37
『今迄で一番おいしい昼食だった。2杯おかわりした。もっと食べたかった。
緑の彩が素晴らしい。かぶが入っているのがよかった。又、何度でも食べたい。
妻にも作って食べさせたい。
正面の○○氏が泣きながらスープ飲んでるのをみてもらい泣きした。きっとおいしかったんだろうね』
ほかにも・・・
「いのちのスープという名前に力を頂きました」 70代女性
「毎日食べたい。嫁さんにも食べさせたい」 70代男性
「ニースで食事したことを思い出しました」 80代男性
「昨日娘が面会に来て、土曜のスープをしっかり味わってくるように言われました。今、頂いてみてうわさ以上の味に感激しています」 80代男性
「レシピありがとうございます。退院後の目標ができました」 80代女性
「待ちに待ったいのちのスープ、退院前日にいただけて幸せでした」 80代女性
「呑んだその時、背中がほっと熱くなりました。これは何でしょう」 70代女性